週末、土のそばへ
都市で働きながら、週末だけ畑へ向かう。 収穫した野菜で食卓を囲み、土の匂いの中で息を整える。
これはロシアに古くから根づいた「ダーチャ」という暮らし方だ。
ダーチャとは
ダーチャ(dacha)とは、ロシアの郊外に点在する小さな菜園付きの別荘のこと。 4千万を超えるダーチャ・菜園が存在し、国民の3人に1人が所有者とされる(2012年ロシア政府情報紙)。
高級リゾートではない。電気も水道も簡素な小屋に、小さな畑。 それでもロシア人はそこへ通い続ける。
なぜ日本にダーチャが必要か
日本の農地は、1961年の609万haから2023年には430万haへ、60年で30%以上消失した。 農業就業人口の平均年齢は68歳を超え、担い手は減り続けている。
一方で、食料自給率は38%(2024年度・カロリーベース・農林水産省)。
「誰かが農業をやってくれる」という時代は、静かに終わりつつある。
楽しみながら、土を守る
ダーチャの本質は義務ではなく、楽しみだ。
週末に土を耕し、季節の野菜を育て、収穫を食卓に並べる。 それだけでいい。
兼業農家という選択は、自給自足への第一歩であり、 日本の国土を日本人の手に残すことでもある。
このサイトは、そんな「もうひとつの暮らし」をめぐる、等身大の記録です。
